メディアとファッション

私は毎日親と一緒に夕方のテレビニュースを見る上に、韓流ドラマと番組も大好きです。
韓国のドラマに感動的な恋物語を上演するほか、主人公が身に付けた服やアクセサリーなどもすごくかわいいと思います。

テレビニュースを見る時に、「今日アナウンサーの身に付けた服がかわいいね」と母もよく言われます。
ドラマの主人公のワンピース、マフラー、時計、めがね、ネクタイ、アクセサリーなど、きっと近いうちに服売り場から買えます。

ファンたちはスターにまねして、自分も俳優になったような感じでしょう。
ネットショップの場合でも、どのドラマのどのスターが見につけたものと同じデザインだと宣伝します。
メディアはファッションのリーダーにもなったでしょう。

商品の広告のために芸能人を登用することは、資金力のある企業の常套手段ですね。
特に露出度の高い著名人になるほど、ブームのきっかけになるケースがあります。
通販やテレビショッピングカートでも、芸能人を登場させているのは、芸能人だから安心と思い込む人がいるからです。

全く品質保証の根拠になっていないのですが、これが影響力の武器として活かされています。
有名な人が勧めているから大丈夫だろう、という勝手な思い込みが、人を購入に走らせるのです。
必要か必要でないかなんて、賢い消費者以外の人は考えたりはしないということも言えるでしょう。

ファッションは繰り返す

ファッションは繰り返すという。
例えば30年前に流行ったものがリバイバルされる、そんなようなことはザラである。
言い換えれば、もはや飽和状態になっているということ。
新しいものというのは、そう簡単には出てこないのだ。

というわけで、今もかつて流行ったものが再び流行している。
ちょっと前には70年代や80年代のディスコスタイルがちょっと流行ったこともあるし、現在は90年代風のスタイリングを多く見かける。
例えば、再び注目されているものにデニムがある。
「ジーパン」「ジージャン」という、まさに90年代ばりばりのものがまたスタイリングに組み込まれる。
その時代に青春の一部を過ごした自分の頭には、とても懐かしい思いと、「まさか」という思いの両方が去来する。
私の子供の頃の写真を見ると、ジャストウエストのジーパンをはいて、丈の短いジージャンを着て、さらにデニムの帽子を被った私と姉が映っている。
はっきり言って、衝撃的にダサい。
全然垢抜けないし、まさにデニム生地の本来の用途であった作業着のようであった。
この写真や、当時の世間やメディアの映像なんかを見ても、デニムオンデニムというのはやってはいけないものだと思っていた。
それが、最近になってまた同じようなスタイリングがなされているのを見て驚いた。
あのダサいスタイルが、海外のコレクションで市民権を得ている!
そしてもちろん、よみがえったデニムスタイルは当時よりもはるかにブラッシュアップされており、これなら確かに素敵、と思わせるのである。
こうして日本の市場にもこのスタイリングが広まっていき、結局はデニム再燃ということでブームになるのだろうが、これも考えてみれば、数十年後には写真をみて「ダッサイ!」と言われるのだろう。
私が今みてダサいと思った、かつての自分たちの写真の時代にだって、そのスタイリングは最先端だと思っていたはずなのだから。
ファッションが繰り返す、というからには、そのファッションが捨て去られるのも繰り返される、ということなのである。
なんて無常な世の中だろう、と思わずにはいられない。

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